商品コード:1396-061tb[DGG] M.ポリーニ(pf) / ショパン:Pfソナタ2番Op.35「葬送」, Pfソナタ3番Op.58
商品コード: 1396-061tb
商品詳細:1986年はCDがLPの生産を抜いた年でもあり、この盤をLPでお持ちの方は少ないだろう。1970年代中期のポリーニのLPはプレスが多かったが、この録音はプレスが少なかったようである。内容は勿論素晴らしい。'70年代絶頂期と比べてもこの盤を聴く限りそれ程衰えを感じる事はないだろう。若い頃は「機械的」などと言われていたが、歳を重ねたのか、イタリア人という事なのか、暖かい演奏である。芸術家は肉体的に衰えても、それ以上に精神的なものが上回るという事を思わずにはいられない演奏である。マウリツィオ・ポリーニ(1942- 2024)はイタリアのミラノ出身のピアニスト。1957年、15歳でジュネーブ国際コンクール第2位。1958年の同コンクールで1位なしの第2位。1959年の第1回ポッツォーリ国際ピアノ・コンクールで優勝。この他にも国際コンクール出場などで、異才ぶりを騒がれていた。1960年、18歳で第6回ショパン国際ピアノコンクールに審査員全員一致で優勝。審査委員長のアルトゥール・ルービンシュタインが「今ここにいる審査員の中で、彼より巧く弾けるものが果たしているであろうかと賛辞を述べ、一躍国際的な名声を勝ち取る。以降ポリーニは時の寵児となる。1968年に国際ツアーに復帰し、1971年よりドイツ・グラモフォンから録音を続々と出した。しかしポリーニは技巧偏重の余り面白味に欠けるという批判も少なからずあった点は否めない。1980年中頃からはスタイルの修正を図り、より情緒性を重視する傾向になった。このソナタ2曲にはその修正がよく反映された演奏となっている。これは特にプレスの少ないLPであり、アンチ・ポリーニの方にも興味を持っていただける録音といえる。1995年に自ら企画し、日本を含む世界各国で開催した「ポリーニ・プロジェクト」では、古典と現代音楽を並べて披露し、大きな反響を呼んだ。録音でも、円熟期に改めてショパンと向きうきっかけとなった録音ではないだろうか。そのポリーニも2024年地元イタリアで82歳で亡くなった。
M.ポリーニの在庫一覧へ









