商品コード:1396-030[DECCA] L.ストコフスキー/ リムスキー・コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」Op.35
商品コード: 1396-030
商品詳細:DECCA社では1960年代後半からSXLとは別に、Phase4 stereo コンサート・シリーズというラインナップを作り、1961年頃から始まったオーディオ向けの録音をスタートした。Phase4 stereoシリーズはこれまでの「DECCAツリー」と呼ばれる通常の2chのマイキング・システムとは異なり、当時の最新録音技術である多数のマイク(20本以上の場合も)のマルチ・マイクロフォン・システム録音されミキシング卓で音質調整されたLPという特徴を持つ。従ってこのシリーズではカッテイング・エンジニアと呼ばれるスタジオ技師が大いに活躍するシリーズといえる。多チャンネル録音を人工的ミキシングで制作したLPである。録音後に音像を意図的に左右・奥行き方向へ配置された音場になる。結果、極端に広いステレオと楽器が「飛び出す」ような定位を可能にした新シリーズとなる。自然なコンサートホール再現よりも「録音としての迫力・効果」重視したシリーズで家庭でも効果抜群のLPとなった。背景には米国の新しいトレンドに対抗する意味があったと思われる。特に大編成のオーケストラ作品で効果を発揮した。指揮者もシリーズ選任を限定してスタンリー・ブラック、レオポルド・ストコフスキー、シャルル・ミュンシュ等が選ばれた。日本でもオーディオ評論と密接に結びついたシリーズとして人気を博した。レオポルド・ストコフスキーこそ当シリーズのメインとなる指揮者である。1882年英国ロンドンに生まれ、主にアメリカで活動した20世紀における著名な指揮者の一人。1912-1940年に至るまで、フィラデルフィア管弦楽団の常任指揮者を務めた。ディズニー映画の録音も積極的に行い、クラシック音楽の大衆への普及に努めたが、英国のレコード会社からは冷遇されたようで、DECCA社では4chシリーズのPFSという番号のシリーズしかリリースされず、SXLの表舞台には上れなかった。メリハリのはっきりしたオケは快く、痛快な演奏。随所にテンポを変えてオーケストラ全体を強烈な節回しで振り回す「ストコフスキー節」が炸裂する。こうなると原曲を忠実に再現したかどうかという議論は意味がなくなる。それを言うならこの2年前同じオケとPHILIPSに入れたマルケヴィチ盤にした方が良い。ストコフスキーはこのような演奏をしてくれるから価値があるのである。この時御年80歳とは信じ難いエネルギーを持った演奏。何とこの9年後の1973年にロイヤルpo.とEMIに最後の録音を行った。Vnソロは同じくグリューエンバーグだった(彼はロンドンso.からロイヤルpo.ヘ移籍)。それと比べればこのDECCAの1964年録音の濃い味わいは嬉しい限りである。「シェヘラザード」はストコフスキーの得意曲で1927年のフィラデルフィア管弦楽団との電気録音を皮切りに5度の全曲録音を行っている。まさに超人指揮者!
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