商品コード:1397-043p[FONTANA] R.ゼルキン(pf) / ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲Op.120
商品コード: 1397-043p
商品詳細:ルドルフ・ゼルキン( 1903 - 1991)はボヘミア・ヘプ(現チェコ)出身のユダヤ系ピアニスト。ヴァイオリニストのアドルフ・ブッシュとの共演で若くして名声を得、ピアノ独奏、室内楽、協奏曲など数々の録音を残した。17歳でヴァイオリニストのアドルフ・ブッシュのデュオ相手に抜擢され、ヨーロッパ各地で演奏活動。この縁により、のちにブッシュの娘イレーネと結婚する。1936年、アルトゥーロ・トスカニーニ指揮ニューヨーク・フィルハーモニックと共演してアメリカ・デビュー。1939年、ナチスから逃れる為にアメリカに移住、カーティス音楽院で教鞭を執る。1951年、マルセル・モイーズらとともにマールボロ音楽学校と同音楽祭を創設、主宰となる。特にベートーヴェン演奏の評価が高かったが、録音には慎重で、米COLUMBIAレコードからの希望にも関わらず、結局ピアノソナタ全曲の録音を完成させなかった点は残念である。当時の米COLUMBIAでベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の適任者はゼルキン以外に考えられないからである。晩年にはテラークで小澤征爾とのベートーヴェンのピアノ協奏曲録音がある。ゼルキンの評価はどこの国でも、どの評論家でも総じて高い。けなす文面を見たことがない。ゼルキンの特徴は一言で言えば「音楽への奉仕」で表される。自分の存在を出来る限り消して、作曲家の意図を可能な限り代弁するという意思の基に全ての演奏がなされているように思えてならない。そういう点に措いてゼルキンは歴史的にも、どこからも評価されているようである。またドイツ音楽の正当な継承者と目されていることも事実であり、聴いていて安定感、安心感を100%得られるピアニストである。これはカザルスらとともに出演した1954年6月フランス・プラドで行われた「カザルス音楽祭」でのモノラルライヴ録音である。音源は米国COLUMBIA。これはそのフランス・プレスである。ゼルキンはこの時51歳、決して若くはないが熱気を持った演奏である。内省的な表情だが単に暗いだけの演奏ではない。曲の持つ哲学性が見事に表出されたパワフルな演奏であり。決して枯れた演奏ではない。ボヘミアに生まれ、ウィーンに育ったゼルキンの音楽の骨子は伝統的なドイツ風のスタイルが沁みついており、渡米後も基本的には変わっていない。強く打鍵することなく曲を構築する伝統手法で完結する職人的演奏。
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