商品コード:1399-056b[RCA] A.ブライロフスキー(pf) / ショパン:Pfソナタ2番Op.35「葬送」, 3番Op.58
商品コード: 1399-056b
商品詳細:アレクサンダー・ブライロフスキー(1896-1976)はウクライナ・キエフ生まれのショパン弾き。キエフ音楽院を卒業。ラフマニノフに見出され、ウィーンでT.レシェティツキに師事、1926年にフランス国籍となるが、最終的には米国に帰化した。戦前はパリで活躍し、特にショパンの演奏で名声を博した。米国に渡った古いピアニストの中でも最もサロン音楽の伝統を汲み、アメリカ人好みの大音量で聴衆を圧倒するスタイルを持たなかった。その為かホロヴィッツ等の台頭に押され、大きな名声を得る事は無かったがショパン弾きとして知られた存在。地味だがそのスタイルは前時代的でSP期とLP初期の折衷のような雰囲気を持つ印象。大ホールで大勢に聴かせるタイプではない。ある意味、時代に取り残されたピアニストを、このノスタルジックなショパンで懐かしみたい。同じロシア系のホロヴィッツと似た境遇であるがスタイルは全く異なる。ホロヴィッツの持つ独自の節回しで個性的で独善的な演奏に対し、ブライロフスキーは精神的な健全さを感じさせる。いわゆるスタンダードとなり得るスタイルである。パリのサロンにおけるショパン演奏を連想させるタイプである。極端なヴィルトーゾではなく、抑えた古風なルバートを効かせたロマンチックなピアニストといえる。実際SP期から録音があり、LPはRCA又は米COLUMBIAから出ている。ショパン弾きとして知られたブライロフスキーの重量感のあるタッチで弾かれるソナタはサロン・ピアニストとしての資質を遺憾なく発揮した演奏である。滲みのある音色はまさにヴィルトゥオーソとは何かを示している。ロマンチシズムに満たされつつも明解な旋律を常に明らかにし、ショパン作品の在るべき姿を示している。何より存在感の大きさと安定感が聴いた後に大きな満足感をもたらす。ホロヴィッツやルービンシュタインのような癖の無さが万人にお勧めできるピアニストである。
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