商品コード:1399-054b[RCA] A.ブライロフスキー(pf) / リスト:ハンガリー狂詩曲1~15番(全19曲/抜粋15曲)
商品コード: 1399-054b
商品詳細:アレクサンダー・ブライロフスキー(1896-1976)はウクライナ・キエフ生まれのショパン弾き。キエフ音楽院を卒業。ラフマニノフに見出され、ウィーンでT.レシェティツキに師事、1926年にフランス国籍となるが、最終的には米国に帰化した。戦前はパリで活躍し、特にショパンの演奏で名声を博した。米国に渡った古いピアニストの中でも最もサロン音楽の伝統を汲み、アメリカ人好みの大音量で聴衆を圧倒するスタイルを持たなかった。その為かホロヴィッツ等の台頭に押され、大きな名声を得る事は無かったがショパン弾きとして知られた存在。地味だがそのスタイルは前時代的でSP期とLP初期の折衷のような雰囲気を持つ印象。大ホールで大勢に聴かせるタイプではない。ある意味、時代に取り残されたピアニストを、このノスタルジックなリストで懐かしみたい。同じロシア系のホロヴィッツと似た境遇であるがスタイルは全く異なる。ホロヴィッツの持つ独自の節回しで個性的で独善的な演奏に対し、ブライロフスキーは精神的な健全さを感じさせる。いわゆるスタンダードとなり得るスタイルである。パリのサロンにおけるショパン演奏を連想させるタイプである。極端なヴィルトーゾではなく、抑えた古風なルバートを効かせたロマンチックなピアニストといえる。実際SP期から録音があり、LPはRCA又は米COLUMBIAから出ている。欧州レーベルへの録音はない為、欧州盤は多くない。これはRCAに録音したリスト:ハンガリー狂詩曲集15曲入り。現在ハンガリー狂詩曲集は全19曲として知られているが当時はLPに収録できる曲数の関係で第15番「ラーコーツィ行進曲」までで区切られることが多かった。LPの収録時間が増えた1960年代中期以降は全19曲がLP2枚に収録できるようになり19曲入りが増えた。曲数より内容を重視すべきだろう。ショパン弾きとして知られたブライロフスキーの重量感のあるタッチで弾かれるリスト:ハンガリー狂詩曲集は技巧重視ではない、存在感としての大きさを物語る名演である。サロンのコンサート・ピアニストとしての特質を遺憾なく発揮したエンタメ系とも言える演奏。アカデミズムは二の次でいかに聴く人を喜ばせるかを追求したスタイルである。随所に聴かせ所を用意して、満足感の大きな演奏を聴かせる!
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