商品コード:1400-011[DECCA] R.ルプ(pf) オランダ管楽五重奏団 / モーツァルト:Pf五重奏曲K.452, ベートーヴェン:Pf五重奏曲Op.16
商品コード: 1400-011
商品詳細:ほとんど入荷の無いR.ルプ(pf)のモーツァルトK.452とベートーヴェンOp.16。録音は1984年6月アムステルダムでのデジタル録音。このようなデジタル録音の方がプレスが少なく、'50~'60年代のものよりはずっとレア。モーツァルト弾きルプはS.ゴールドベルクの相棒を務める等、若い時から高い評価を得た。だから彼の録音は昔と同じ道は通らない。全体がふんわりと雲の綿に包まれるような夢見心地な気分を作り出す。木管メンバーに対しても相当のアドバイスをしたのだろう。新時代に相応しい感性! 管楽器メンバーの4人はオランダ管楽五重奏団メンバーであり、いずれもアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の主席奏者たちである。よくカップリングされる2つのPfと管楽のための五重奏曲。特にモーツァルトのK.452はこの分野の傑作である。K.452は注文があったのではなく、個人的動機で書いた異例な曲らしい。この楽器編成(オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノフォルテ)は当時としては例がなく、これがおそらく史上初めての組み合わせで、以後もモーツァルトは作曲していない。モーツァルトは父レオポルトに宛てた手紙の中で、「私自身これまでの作品の中で、この曲を最高のものだと思います」と書いている。しかしこの曲の楽器編成が仇となって貴族の気を引かず、モーツァルト自身がピアノを弾いた1784年4月の演奏会以降は演奏されることはなく、彼の存命中にはいかなる形でも出版されず彼の死後は弦楽合奏(ピアノ五重奏曲)のアレンジが出版され、オリジナル編成の楽譜が世に出たのは19世紀になってからである。この管楽器の構成は実は協奏交響曲K.297bのソロ楽器とまったく同一である。当時の貴族の楽団の管楽器は8人構成であり、4管楽器のK.452は顧客である貴族の楽団には完全に無視されたのである。K.452.は20世紀に入り初めて評価されたのである。ベートーヴェンはこのOp.16をK.452をモデルとして書いたことを明かしている。K.452を凌駕しようと試みたがK.452には及ばなかった。ベートーヴェン本人もわかっていただろう。Op.16は1801年に出版され、さらに作曲者自身によりピアノ四重奏曲版、ピアノ三重奏曲版、連弾版も出版された。負けたと分かった上で活路を見出したかったのだろうか? ルーマニア出身のピアニスト、ラドゥ・ルプ(1945 - 2022)がアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーで構成されたオランダ管楽五重奏団と共演した録音であるが、これは完全にDECCAの戦略的共演だろう。しかし両者は競演と共演との絶妙なバランスを保った、ややスリリングな演奏となっている。デジタル録音だが音質は非常に良い!
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