商品コード:1402-043[PHILIPS] B.ワルター/ ベートーヴェン:交響曲1番Op.21, 交響曲2番Op.36
商品コード: 1402-043
商品詳細:ブルーノ・ワルター(1876-1962)は、ドイツ生まれのユダヤ人。SPからステレオまで多くの録音を残した巨匠。うがった見方をすればアメリカの大手レコード会社に大いなる貢献をした指揮者ともいえる。彼はユダヤ人ゆえに欧州には未練は無かったようだ。本人の意向とは別に、世界が彼のステレオによるベートーヴェン全集を必要としていた。1958-61年(死の前年)の3年間でステレオ全集を完成させた。好き嫌いとは別に耳を傾けるべき録音だろう。1/2番のオリジナル入荷は多くない。ニューヨークpo.との初回モノラル録音の時の気迫は減じるものの、コロンビアso.との2回目録音は、これ以上変更しようがないほどに考え抜かれた端正なフォルムは芸術的であり、快い。無駄な音を出さず、しかも語るべきはきちんと語るという、ワルターの本質が見事に体現されている。もっと迫力に満ちた演奏は他にもあるが、ここまで磨き込まれ、洗練されたステレオ音質もそうないだろう。ゴツゴツしたところがなく、細部にわたってよく工夫された巨匠の技!そもそも米COLUMBIAはブルーノ・ワルターがまだ存命中にステレオによるベートーヴェンの交響曲全集を録音したいというのが悲願だった。振り返ればカザルス音楽祭のライヴを世に出すためのLP開発を急いだ1940年代後期と似たような動機が感じられる。しかしそのような制約の中での努力があったからこそ、我々はワルター/コロンビアso.のベートーヴェンをステレオで聴くことができるのである。そんな使命感に駆られた人々によって、今は当たり前の物が世に存在する。ワルターは勢い余ってブラ―ムス全集他まで録音してくれた。好き嫌い以前にコロンビアso.なる誰も聴いたことのない録音専用のオーケストラまで用意したコロンビア・レコード社の経営陣の情熱に思いを馳せたい。ワルターのステレオ録音が現在でも歴史的遺産としてではなく現役のスタンダード・チョイスとして通用している点で米コロンビア経営陣は歴史を見通す先見の明があったといえる。
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