商品コード:1403-011[PHILIPS] M.ルボツキー(vn)/ モーツァルト:Vnソナタ集/Vnソナタ33番K.377, Vnソナタ42番K. 526, Vnソナタ38番K.403
商品コード: 1403-011
商品詳細:マーク・ルボツキーによるモーツァルトのVnソナタ集である。ルボツキー(1931-2021,)はレニングラード生まれのドイツ系ロシア人ヴァイオリン奏者。7歳でモスクワ中央音楽学校でヴァイオリンを学び始めた。その後、モスクワ音楽院に進学し、アブラム・ヤンポリスキーやダヴィド・オイストラフに師事した。1951年、ベルリンで開催された世界青年学生フェスティバルで入賞。後にモスクワのグネーシン音楽院で教師を務めた。MELODIYAに多くの録音があるものの、1976年にオランダに移住し、アムステルダムのスウェーリンク音楽院とロッテルダム音楽院で教鞭を執った。その後ドイツに移住し、ハンブルク音楽演劇大学で教鞭を執った。90歳の誕生日のわずか2か月前の2021年3月13日にハンブルクの自宅で亡くなった。現代作曲家のアルフレッド・シュニトケと深い関わりがある。シュニトケは自身のヴァイオリン・ソナタ第2番をルボツキーに献呈し、初演も依頼している。またルボツキーはベンジャミン・ブリテンのヴァイオリン協奏曲の初期録音も行った。亡命ではなく、正規に承認された移住と思われる。ルボツキーで特に印象に残る録音はMELODIYAに入れたブラームスのVnソナタ全集である。これまでに聴いたことのないやさしい演奏であり、まったく独自の世界観であった。ある意味理想的で好みの演奏なので強く印象に残っている。ルボツキーはソ連時代シトコヴェツキーやベズロドニーと同じA.ヤンポルスキー門下の腕利きで、層の厚いロシア勢の中でも特筆すべき存在である。MELODIYAにモーツァルトのVnソナタの録音は無く、これは初録音となる。当盤は彼の晩年を飾る名演で、デビュー盤に"K.304"を残していることもあり、流石のモーツァルトである。取り分け名演の少ない"K.377"においては、彼ならではの優れたテンポ感により、普段聴くことの出来ないヴァイオリンが主導権を握った特別な演奏である。デジタル録音だが音質は良く、何より躍動するテンポを弾む演奏が青年モーツァルトをよく表現している。これは一つの理想型ともいえる演奏である。ブラームスもそうであったようにルボツキーは曲のあるべき姿を自然な形で理想化してくれる、稀有なヴァイオリン奏者である。ブラームスとモーツァルトというまったく性格の異なる作品をどちらも好みの形でピタリを決めてくれるお好みのヴァイオリン奏者!なおピアノは有名なラザール・ベルマンではなく、ボリス・ベルマン(1948-)というモスクワ生まれのでレフ・オボーリンの弟子である。1979年に合法的に渡米した。
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