商品コード:1404-030p[RCA] ハイフェッツ(vn) プリムローズ(va) ピアティゴルスキー(vc) / ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集vol.1/弦楽三重奏曲1番Op.3
商品コード: 1404-030p
商品詳細:ベートーヴェンはVn、Va、Vcの弦楽三重奏曲の楽器編成による作品を幾つか残している。Op.3は6楽章のディヴェルティメントであり、Op.8も6楽章のセレナーデである。本来の三重奏曲としての作品は4楽章構成のOp.9の3曲である。しかし当時は同様の形式の作品に通し番号を付ける習慣があり、Op.3を弦楽三重奏曲の1番、Op.9の3曲に弦楽三重奏曲の2番~4番と振っている。何故Op.8が抜けたのか不明だが、ベートーヴェンはOp.8をセレナーデという名で発表したからだろう。Op.3とOp.8の編成には大きな違いはない。現在はこの通し番号は使われていない。モーツァルトの名作 K.563も弦楽三重奏曲構成でありながら弦楽三重奏曲**番とは呼ばず、ディヴェルティメントK.563と呼ばれることはご承知の通りである。したがって本来当Op.3は弦楽三重奏曲**番ではなく、ディヴェルティメントOp.3とするのが正しかったと言える。現在は弦楽三重奏曲Op.3または弦楽三重奏曲第1番Op.3とされているようである。Op.3は2つのメヌエットを有する全6楽章制でディヴェルティメントの形式を取っており、モーツァルトのディヴェルティメント K.563がモデルとなっているとされる。ベートーヴェン自身どこまで参考にしたか不明だがK.563とOp.3は調性や楽章の数が一致しているのは事実であり、、影響を受けたがその度合いが顕著でないとみる向きが大勢を占めている。ピアノの木管のための五重奏曲K.452とOp.16程では無いのだろう。しかし実際に聴いてみると、ディヴェルティメントK.563の影がちらちらすることを大きく感じる点が事実である。そういう点からもOp.3は弦楽三重奏曲第1番よりディヴェルティメントOp.3のほうがより現実を反映しているのではないだろうか? 事実から見るとK.563は1788年の作で、1794年の作品であるベートーヴェンのOp.3は6年前であり、このジャンルを書く作曲家は、ほぼ必ずK.563を参照せざるを得ない状況であったと言える。弦楽三重奏曲という構成は当時それほどメジャーでは無かったからである。ディヴェルティメント K.563はこのジャンルの最初の名作であり、Op.3はそれに続く第2の作品と言える。その後シューベルト、ドヴォルザーク、タネーエフ、レーガー、コダーイ、シェーンベルクと続いて現在に至る。ハイドン作曲の弦楽三重奏曲(そのほとんど)のように、ヴァイオリン2本とチェロ1本による編成である。そうVn、Va、Vcによる弦楽三重奏曲は室内楽においてマイナー存在である。この3人はRCAの百万ドル・トリオのピアノがVaのプリムローズに変わっただけの百万ドル・トリオと兄弟分のような存在。彼らならではスリリングで競争的な演奏にオールドファンは心ときめくはずである。1957年のモノラル録音。ステレオがあっておかしくないが、なぜかモノラルのみの発売となった。
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