商品コード:1405-056[ERATO] F.R.デュシャーブル(pf) / ショパン:12の練習曲集Op.10, 12の練習曲集Op.25
商品コード: 1405-056
商品詳細:F.R.デュシャーブルは1973年エリザベート王妃コンクールでグランプリを獲得。語り尽くされた曲を実に彩り豊かに弾いている。技巧は申し分なく、芸術性も非常に高い。技巧が曲を聴かせるツールである事をよく理解している。切れ味もあり、何より音色が豊か。情感にも溢れ、詩情さえ漂う秀演。1980年とは思えない。1981年ディスク大賞。若さにまかせて強い打鍵を用いることもない。プロ魂を感じる。フランソワ=ルネ・デュシャーブル( 1952-)ははフランス・パリ生まれのピアニスト。1964年よりパリ音楽院に学び、13歳でピアノ科の首席となる。3年後にブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクールに入選。その後アルトゥール・ルービンシュタインの目に留まり、その励ましと支援を得て演奏活動に乗り出す。それ以降は、ヨーロッパや米国、カナダ、日本でコンサート・ピアニストとしての地位を確立することに成功した。様々な音楽祭にも出演しており、たとえばザルツブルク、ルツェルン、プロムス、ロッケンハウスの常連として知られている。ウィーンやベルリン、ロンドンでも様々な演奏会に参加している。またロンドン・フィルハーモニー管弦楽団やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、モントリオール交響楽団と共演を重ねている。 2003年に演奏活動と決別し、引退。デュシャーブルは強靭な打鍵と瞬発力を持つ技巧派タイプである。ただしショパンのような曲では技巧誇示ではなく、あくまで基盤として用いる。しかし少しでも聴けば驚異的なテクニックを持っていることは明らか。難曲を「難しく聴かせない」ための道具として、その技巧が活きてくる。粒立ちが明快で音の立ち上がりは鋭いが耳障りなわけではない。確かなヴィルトゥオーゾだが、外面的効果より音楽の推進力を重視したピアニストであり豊かな表現力を持っていて、不用意な強い打鍵はほとんどない。音楽の骨格を強く出すタイプであり、芯が強い音を持つ。情緒型ではなく直線的ストレートな方向性を持つ現代型ピアニストといえる。エネルギー感が強いアスリート型ピアニストともいえる。デュシャーブルの登場は当時のフランスで賛否が分かれた。「技巧と健全な音楽性を両立した稀な才能」として評価されたがフランスでは詩的・印象派的演奏が主流であり、そこへより直線的で運動性の強いピアニズムが現れたことで反発も起こった。詩情が不足するという一部批評家も少なくなかった。賛成派は彼をグレン・グールド的独立精神の寵児とした。否定派は過度な自己演出とした。しかし2010年代以降ではクラシック界の制度疲労を先取りしていたと見なされ、制度と距離を置いた純粋主義者として極めて珍しいピアニストとしての地位を得ている。
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