商品コード:1405-045[EPIC] G.セル/ ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1集Op.46, 第2集Op.72, 序曲「謝肉祭」Op.92
商品コード: 1405-045
商品詳細:ジョージ・セル(1897 - 1970)は オーストリア=ハンガリー帝国時代のブダペスト生まれの指揮者。1946年、ラインスドルフの後任としてクリーヴランド管弦楽団の常任指揮者に就任した。決して一流とは言えなかった同楽団をさらに鍛え抜いた結果、程なく全米の「ビッグ・ファイブ」と呼ばれる第一級のオーケストラの一つとして高い評価を得るに至った。ドヴォルザークの音楽は故国の曲ではないが馴染み深い重要なレパートリーであった。録音でもすでにSP時代に「新世界」交響曲やカザルスとのチェロ協奏曲を録音し、ドヴォルザーク音楽の権威の一人と目されていた。クリーヴランドo.とも後期三大交響曲など主要曲を録音している。スラヴ舞曲の全曲も当然のごとく録音している。1963年1月~1965年1月まで数回に分けてスラヴ舞曲第1集Op.46(全8曲)、スラヴ舞曲第2集Op.72(全8曲)の計16曲を録音している。余白には演奏会用序曲「謝肉祭」が入る。スラヴ舞曲集といえばチェコ系指揮者の演奏に絶対的な信頼が置かれている。それは正しい、セルが演奏する「スラヴ舞曲集」はそれらローカル録音の本場物とは全く別物の演奏となっている。すっきり、さっぱりしてるのだが実に味わい深い演奏なのである。単にさらさらと進行するだけでなく、早いテンポながら丁寧に細かい音を重ね、微妙なルバートによって個々のパートに生命感が宿っている。全てのパートが異なっていて飽きることがない。まさに考え抜かれた設計のもとに計算された演奏である。この録音のためにどれだけの時間が費やされたか想像が出来ないほどである。このような緻密な設計を実行できる指揮者は同時代には存在しないのではと思われる。カラヤンのように全てをルバートで通せば、練習やリハーサルは数分の1で済んだはずである。セルの細かすぎる微細な指示を完璧にこなせた団員だけがクリーヴランド管弦楽団に残れた事実を考えると、他の楽団に転職したほうがどれだけ楽が出来たかわからない。鬼の訓練を耐えられたエリート団員だけで演奏すればこのような演奏が可能だったようであるが、二度と再現不可能であることも事実である。セルが亡くなった1970年にピエール・ブーレーズが引き継いだが、録音さえままならなかった。1972年からシェフになったロリン・マゼールに至っては全く別の管弦楽団にしてしまった。
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