商品コード:1405-038[COLUMBIA] G.セル/ ワーグナー:序曲集/さまよえるオランダ人, ファウスト, ローエングリン, リエンツィ
商品コード: 1405-038
商品詳細:セルはオペラに関してはほぼ録音が無い状態であるが、中でもワーグナーとは最も縁が薄いと感じられる指揮者といえるだろう。そんなセルでも管弦楽曲集(序曲・前奏曲集)はLPで3枚程度録音している。ワーグナーという作品にはワグネリアンという人種がいるように、ある程度濃密な演奏がワーグナーらしさと決まっているようである。クナッパーツブッシュやフルトヴェングラーがその象徴なのだが彼らはワーグナーを巨大で凄みのある作品として描き出す。その分細部のクリアさは犠牲にされる点は否めない。それとは対照的に、細部まできっちり精密に描き出そうとする指揮者がセルである。もちろん多数の指揮者の中でセルのワーグナー:管弦楽曲集は微々たる存在であり、反主流派である。しかしワグネリアンと逆にアンチ・ワーグナーというグループも確かに存在する。それら少数派のグループがお宝扱いするのがセルのワーグナーである。セルはワーグナーに対する常識がない分、精緻さを実現するためにいささか小ぶりになってしまう傾向がある。しかしそれこそがセルの手法である。ワーグナーの世界に不可分とされる濃厚なロマンティシズムはここにはない。その代わり鋭くいきり立った刃物のような立ち上がりの鋭いオケが耳をつんざく。古来のロマンティシズムの代わりに清潔な楽譜の描写がここにある。楽譜そのものは変更しようがなく、楽譜の中に存在するロマンティシズムを簡潔に映し出すのがセルである。セルは決して大人しくはない、時にパワフルであり爆発させる時もある。だから、反主流派ながらしっかりとワーグナーを描いているのである。これは1965年に録音された4曲入り。米国盤でも十分楽しめる!
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