商品コード:1407-032[HMV] C.M.ジュリーニ/ ベートーヴェン:交響曲6番Op.68「田園」, エグモント序曲Op.84
商品コード: 1407-032
商品詳細:1970年発売。ジュリーニの「田園」は、カラー切手ニッパーレーベルがオリジナル。計算された演出と音響で作り出される彼の音楽には、冷たさは無く、感動を呼ぶための設計が完璧になされているような印象を受ける。万人に受け入れられ、なおかつ、高い評価を受けるだろう。1970年に世に出たこの「田園」は新しいオーケストラの潮流を感じさせたことだろう。S/Cレーベルのような豊かな音場。1960年代はクレンペラーがCOLUMBIAのボス的指揮者で出せなかった。カルロ・マリア・ジュリーニ( 1914- 2005)はイタリア出身の指揮者。世界的な名声と比べて、特定のポストに就いていた期間が短く、孤高の巨匠として知られる。サンタ・チェチーリア国立アカデミア管弦楽団のヴィオラ奏者として出発し、1946年 - ローマRAI交響楽団首席指揮者。1950年 - ミラノRAI交響楽団首席指揮者。1953年 - ミラノ・スカラ座の音楽監督となるも、1956年に辞任。1969年 - シカゴ交響楽団の首席客演指揮者。1973年 - ウィーン交響楽団の首席指揮者。と名だたる経歴を誇る指揮者である。しかしEMIで録音を始めた時期は少し遅い1956年頃で、丁度ミラノ・スカラ座の音楽監督を辞任した時期と重なる。ミラノ・スカラ座までのポストは全てイタリア国内であり、英国、フランスでのポストがないまま、米国シカゴ交響楽団の首席客演指揮者となった。英EMIには1970年頃まで録音があり、シカゴ交響楽団と前後してEMIからDGGに移籍した。カンテッリを筆頭にイアリア人指揮者が多く活躍したEMIでは多くの録音を行ったが、クレンペラーのような中心的指揮者という立場は得られず、万年客演指揮者のような不安定な立場であった点は否めない。だからこそシカゴ交響楽団の首席客演指揮者はジュリーニにとっては魅力であり、英国を去っても良かったのだろう。EMIでの約13-4年間で、ジュリーニはクレンペラーがやらないような完全なメジャー路線から外れた作品が多数になった点は事実だろう。しかし王道は取れずとも、名バイ・プレーヤーのような良い仕事をし、世界中に多くのファンを作ったのも事実である。ジュリーニの特徴はクレンペラーにはない細やかな技が駆使出来た点だろう。そしてイタリア人らしく適度に歌う点である。クレンペラーは雄大であるが本質は冷徹であり、音楽を愉しむという姿勢において二人は全く異なる。ゆえにEMIは2人に合う曲をしっかり振り分けたのではないかと考えられる。1番手指揮者、2番手指揮者という立場は歴然とあったはずだが、むしろ指揮者としての個性で曲を分けたというのが正しい見方ではないだろか。ジュリーニのベートーヴェン交響曲のEMI系英国録音は6/8/9番の3曲だけに留まった。シカゴ交響楽団とは7番の1曲だけ。
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