商品コード:1407-020p[HMV] A.ブライロフスキー(pf) / シューマン:Pf曲集「謝肉祭」Op.9, 幻想曲Op.17
商品コード: 1407-020p
商品詳細:アレクサンダー・ブライロフスキー(1896-1976)はウクライナ・キエフ生まれのショパン弾き。キエフ音楽院を卒業。ラフマニノフに見出され、ウィーンでT.レシェティツキに師事、1926年にフランス国籍となるが、最終的には米国に帰化した。戦前はパリで活躍し、特にショパンの演奏で名声を博した。米国に渡った古いピアニストの中でも最もサロン音楽の伝統を汲み、アメリカ人好みの大音量で聴衆を圧倒するスタイルを持たなかった。その為かホロヴィッツ等の台頭に押され、大きな名声を得る事は無かったがショパン弾きとして知られた存在。地味だがそのスタイルは前時代的でSP期とLP初期の折衷のような雰囲気を持つ印象。大ホールで大勢に聴かせるタイプではない。同じロシア系のホロヴィッツと似た境遇であるがスタイルは全く異なる。ホロヴィッツの持つ独自の節回しで個性的で独善的な演奏に対し、ブライロフスキーは精神的な健全さを感じさせる。いわゆるスタンダードとなり得るスタイルである。パリのサロンにおけるショパン演奏を連想させるタイプである。極端なヴィルトーゾではなく、抑えた古風なルバートを効かせたロマンチックなピアニストといえる。実際SP期から録音があり、LPはRCA又は米COLUMBIAから出ている。ショパン弾きとして知られたブライロフスキーの重量感のあるタッチで弾かれる演奏はサロン・ピアニストとしての資質を遺憾なく発揮した演奏である。滲みのある音色はまさにヴィルトーゾとは何かを示している。ブライロフスキーはルービンシュタインと並んで20世紀を代表する米国におけるショパン弾きであるが名声はルービンシュタインに隠れてしまった。二人の芸風はまるで異なる。ブライロフスキーはショパンの169曲にのぼる全独奏曲を、チクルスとして全曲演奏した史上初のピアニストであり、その全曲演奏は、ショパンが晩年を過ごしたパリのみならず、ニューヨーク、ブリュッセル、チューリッヒ、メキシコ・シティ、ブエノスアイレス、モンテビデオでも開催され、1920年代には彼のショパン弾きとしての名声を世界的なものにした。しかし全曲録音はしていない。これは珍しいシューマン:Pf曲集で「謝肉祭」と「幻想曲 ハ長調」の2曲入り 。非常にはっきりした輪郭線を描くタイプのピアニスト。卓越した安定感と平均的なエネルギー感が癖も無く全体を支配する強靭な体力で演奏された演奏である。癖のなさが時代を超え、流行に左右されず強力に訴えかける演奏!
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