商品コード:1407-004[COLUMBIA] P.カザルス(vc) バッハ:Vcソナタ全集vol.1/Vcソナタ1番BWV.1027, Vcソナタ2番BWV.1028
商品コード: 1407-004
商品詳細:プラード・カザルス音楽祭での録音。チェリストで指揮者のパブロ・カザルスはスペイン内戦を避けてプラードに隠遁し、演奏から遠ざかっていた。第二次世界大戦後、復帰を求める声が高まったがカザルスは拒否していた。そこで友人のヴァイオリニスト、アレクサンダー・シュナイダーは、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ没後200年にあたる1950年にプラードで音楽祭を開くことを提案し、カザルスも受け入れた。クララ・ハスキル、ミェチスワフ・ホルショフスキ、アイザック・スターン、マルセル・タビュトー、ヨゼフ・シゲティ、ルドルフ・ゼルキン、ポール・トルトゥリエなどの著名な音楽家たちが7月末から8月中旬までカニグー山の麓のサン・ミシェル・ド・キュクサ修道院に集まり、最高峰の室内楽の音楽祭となった。初年度の1950年はバッハの没後200年に当たる年であり、バッハ作品がプログラムの中心になった。この音楽祭に資金援助した米国のColumbiaによって録音され、少なくともLPレコード10枚にライブ録音された。カザルス自身もチェロと指揮で参加した。チェロ演奏ではバッハ:3つのチェロ・ソナタを演奏。他、指揮者としてプラド祝祭管弦楽団を率いて、管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲、ヴァイオリン協奏曲などを指揮した。クララ・ハスキルがチェンバロ協奏曲のソリストとして参加したのもこの年で、ヨーゼフ・シゲティやアイザック・スターン、チェロのポール・トルトゥリエ、ピアノのルドルフ・ゼルキンなど、錚々たるメンバーが集結して、それぞれの曲が録音された。カザルスの演奏スタイルはまったくロマンティックで個性が強く、模範的演奏とは言い難いものがある。この時カザルスは73歳、技術的にも完全とは言えないが、すべてを包み込むような大らかなチェロの響きと独特のアクセントやテンポがこの演奏を時代を超えた名演たるものにしている。日本でもCBSソニーレーベルで出され多くの方が聴いたであろう録音である。一度は音源保有の米COLUMBIAの音を聴いてみてはいかがだろうか?米COLUMBIAは既に1940年代後期からLP発売を行っていたが、社運を賭けたカザルス音楽祭の100枚を超えるLP発売でクラシック業界における世界的地位を確立した。特に1950年に集まったメンバーは凄いとしか言えない。ピアノのポール・バウムガートナー(1903- 1976)はスイスのアルトシュテッテン生まれのピアニスト。ルツェルン音楽祭祝祭o.を創設したルドルフ・バウムガートナーは別人なので混同を注意。ポール・バウムガートナーはミュンヘン音楽大学および劇場でヴァルター・ブラウンフェルスにピアノと作曲を学び、その後ケルンでエドゥアルト・エルドマンにピアノと作曲を学んだ。ナチスの台頭から逃れ、再びスイスのバーゼルに居を構え、音楽院で教鞭を執った。優れたピアニストである彼は、チェリストのカザルスを中心に結集し、第1回カザルス音楽祭で演奏した音楽家の一人。
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