商品コード:1413-049[DECCA] C.キョンファ(vn) / プロコフィエフ:Vn協奏曲1番Op.19, Vn協奏曲2番Op.63
商品コード: 1413-049
商品詳細:発売された当初は何故この人ばかりに録音を集中させる?という疑問の声は多かったのでは?1970年代最大手DECCAにこれだけチャンスを得たアジア人ヴァイオリニストは他に居ない。今では当然のこととして違和感など無く、また人気も高いシリーズ。彼女には本物の実力がある。様々な指揮者との組み合わせで多くの協奏曲を残した。よく聴けば切れ味の鋭い表現力。エンターテイメント性などコマーシャル的にも芸術性においても過不足は無い。よく出来た内容。チョン・キョンファ(1948-)は韓国のソウルに生まれた女性ヴァイオリン奏者。12歳でジュリアード音楽院へ留学し、イヴァン・ガラミアンに師事した。1967年レーヴェントリット国際コンクールへ出場し、同窓のピンカス・ズーカーマンと同時優勝となる。レーヴェントリット国際コンクールで優勝したチョンにはアメリカの各オーケストラから出演依頼が殺到したが、師のガラミアンの「10代のうちにあまり有頂天になって舞台に出るのはよくない」というアドバイスに従って、演奏活動をセーブして、スイスに住んでいたヨーゼフ・シゲティに師事した。1970年ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開かれた慈善ガラ・コンサートへも出演した。この演奏会で、チャイコフスキー:Vn協奏曲を弾き、慈善演奏会の評は載せないことが多いイギリスの新聞から「ジネット・ヌヴー以来、こんな素晴らしいヴァイオリニストを聴いたことがない」、「満員のお客のしつこい拍手喝采以上の価値が本当にあったのだ。果たしてハイフェッツがこれよりも巧く奏いたかどうか、疑問に思う」といった賛辞を受け、英デッカ・レコードと録音契約を結び、年に100回以上の演奏会を行うトップ・ヴァイオリニストとなった。英デッカに多くの録音を行った後に、1988年に英EMIに移籍して現在に至る。バッハ無伴奏は特に評価が高いが、全ての録音に対し人気が高い。世界レベルで高い評価と名声を得た初のアジア人ヴァイオリニストである。チョン・キョンファは1960年代末~70年代に登場した時点で、強烈な個性と実力を持った東洋人女性ヴァイオリニストであった。当時まだ東洋人ヴァイオリニストは異質であり希少性があった。この希少性に目を付けたのが英国のDECCAであった。DECCAの首脳陣が戦略的に彼女を強力にバックアップした。当時ステレオ期に入りDECCAは次世代の新人を探していた。東洋人女性という希少性と燃焼型・激情型タイプのチョン・キョンファこそピッタリであり、また彼女のレパートリー範囲が広さがあらゆる企画にマッチして国際派スター演奏家となったのである。さらにはDECCAの次なる構想であるアジア市場へ打って出る最良の人材となったのである。彼女の演奏スタイルの特徴である濃厚な音色の変化、情感が即座に伝わる大胆な表現がレコード映えし有利に働いた。時代を含めた多くの要素が偶然に絡み合い、珍しい国際的スターが誕生したのである。今もって世界中で人気の高いヴァイオリニストなのである。
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