商品コード:1413-048[DECCA] L.マゼール/ ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
商品コード: 1413-048
商品詳細:1974年ウィーンでの録音。'70年代に入って、ロサンゼルスso.を振ることが多くなったマゼールだが、久々にウィーンを振ったレア盤。小デッカとはいえ、DECCAサウンドは不滅だ。この有名なモダン・バレエの名曲を、マゼールは気負いなく、スマートに仕上げた。無理をせずとも、楽々と出てくるウィーンpo.の機関車のようなオケは清々しく、管楽器のソロと混じり合い、ストラヴィンスキーの名作を、人々を驚かせる音楽から鑑賞する音楽へと進化させたような印象。トータルでハイレベルな一枚。この録音はウィーン・フィルにとって唯一の「春の祭典」のスタジオ録音となった。ライブ演奏などは1950年代から存在するが、大手レーベルでのスタジオ録音では初となった。場所はウィーン・ゾフェインザールである。DECCAはこの会場を使うことが多かったが、決してDECCAだけの専用会場ではないため技師たちは録音の度にマイキングの設営、撤去を行っていたものと思われる。ウィーン・フィルがストラヴィンスキーを録音すること自体殆ど無いようである。DECCAでストラヴィンスキーといえばアンセルメであり、録音場所はジュネーヴ・ヴィクトリア・ホールと決まっているからである。マゼール自体もストラヴィンスキー録音はそれまで殆ど無かった。マゼールはこの録音の直前の1974年2月23日・24日にウィーン・フィルの定期演奏会で「春の祭典」を含む3曲(他、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ+ハイドン:交響曲第95番)を演奏していた。楽団にとっては特別な曲ではなかったと思われる。なお小澤征爾も1984年5月19日・20日(ウィーン芸術週間)で「春の祭典」をウィーン・フィルと演奏していた。ウィーンフィルだからと言って上品な演奏ではない、マゼールは振り慣れたウィーンフィルをかくも荒々しく野生味満点で攻めた演奏である。あわや崩れる寸前まで追い込んだ攻撃性の高い意外な演奏である。まるでスポーツカーに乗っているような機動力の反応が機敏な印象で音も厚い。このようなスタイルにも対応できるところがウィーンフィルが一流たるゆえんだろう。1970年代中期の録音とは信じ難い圧巻の演奏である。マゼールは1963年頃からDECCAに多くの録音を残していてウィーンpo.を手足のごとく極限まで支配できる指揮者となっていた。
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