商品コード:1413-003[HM] G.レーム. / バッハ:ルカ受難曲BWV.246(全曲)
商品コード: 1413-003
商品詳細:バッハの4つの受難曲のうちルカ受難曲は、バッハの筆写があるのみで、現在は真作ではないとされた。B.246と番号まで付いて、バッハ作としてこれまでに数種の録音がされた。偽作と知りつつ、どの程度バッハ的でないかを考えながら聴くのも面白い。確かに出だしの部分のインパクトは他の2曲に比べて小さく、平和的な雰囲気であるが、歌が入って来ると合唱と絡み合い、素敵な曲である。そう聴こえるのも演奏が良いから。現在では偽作、Anh.II 30の番号が与えらている。バッハの真作とされる受難曲は、一般的に『マタイ受難曲』(BWV 244)と『ヨハネ受難曲』(BWV 245)の2曲だけらしい。「マルコ受難曲」も偽作扱いである。現存する1730年頃の聖ルカ受難曲の写本は、一部がバッハの手によるものであるが、その音楽はバッハ自身のものではないことは確かであると学者たちは考えている。この曲は後にヨハン・メルキオール・モルターが作曲したとされたが、モルターが作曲したのであれば、この写本は1730年より後のものであることが証明された。おそらく、バッハはこれをライプツィヒで演奏したか、演奏しようとしたものと思われる。C.P.E.バッハとアグリコラは、この曲をバッハの作品と勘違いして、作品目録に入れたのかもしれない。もちろん、徹底的な循環を好むバッハとしては、「聖ルカ受難曲」を作曲しておくべきだったのだが。J.S.バッハは、1730年の聖金曜日の急な締め切りに間に合わせるため、無名の「聖ルカ受難曲」を4声、合唱、オーケストラ、通奏低音のために編曲したようだ。真偽のほどは不明。この情熱的な曲の作者について、フェリックス・メンデルスゾーンは、ルカ・パッションを購入するために大金を支払ったばかりのフランツ・ハウザーに宛てた手紙の中でこうコメントしている: "あなたが聖ルカ受難曲のために大金を出したと聞いて残念です"。メンデルスゾーンは、たった一つのコラール「Weide mich und mach' mich satt」(第9番)を根拠に、バッハがこの作品の作者であることを否定した。彼は続けた:「間違いなく、本物の自筆譜として、この作品は値段に見合うものだろう。しかし、これはバッハの作品ではない。あなたは、『どのような根拠でその意見を維持しているのか』と尋ねている。ブラームスもまたこれは偽作だと明言している。確かに音楽的な深みは前作2曲より減退している。音楽的な完成度は保っている曲である。受難曲の作者はバッハばかりではない。16世紀以前から30人以上の作曲家が書いておりシュッツの3曲も知られている。当作品の真作者は不明ながら、重要な宗教作品であることに変わらない。トン・コープマンは1999年9月にコープマンが転用と自らの作曲で復元した版で録音している。G.レーム指揮以外のLP録音は1963年米国 Lyrichord :LL 110(3枚組箱・モノラル/ステレオ)が最古と思われる。
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