商品コード:1423-060b[VSM] A.ワイセンベルク(pf) / ショパン:ワルツ集(全14曲版)
商品コード: 1423-060b
商品詳細:アレクシス・ワイセンベルク(1929- 2012)は、ブルガリア生まれのユダヤ人ピアニスト。苦労の末、米国に脱出した過去を持つ。その後、1946年にニューヨークのジュリアード音楽院に入学。サマロフ、ランドフスカ、そしてシュナーベルの指導を受け、卒業した時には、ワイセンベルクは各国から招かれるほど有名になっていた。1947年にレーヴェントリット国際コンクールで優勝、同年にジョージ・セル指揮のニューヨーク・フィルハーモニックと共演してデビュー。1956年、彼はパリに移り住み、数年間は主要な舞台から基本的に遠ざかり、技術とレパートリーの研鑽に励んだ。この時、彼はこう記している---「若い頃、私は新しい作品を非常に早く習得し、あまりにも早く演奏しすぎた。10年後には、私のレパートリー全体が過剰に演奏され、十分に研究されていない状態になっていただろう。50歳になってもまだ「将来有望なピアニスト」のままでいるのは嫌だったのだ。」---。1966年パリでのリサイタルで演奏活動に復帰し、1967年からはカラヤンと共演を重ねる。以降、コンサート、レコーディングを精力的に行い、一流ピアニストとしての地位を不動にした。復帰後はEMIと契約し、多くの録音を行った。特に1960年代中期から始まるEMI系への録音は良い物が多い。EMI系と並行して1967-1971年頃までRCAに僅かな録音を入れるも1980年代中期までEMI系に籍を置き、多くの録音を残した。しかしショパンは多くない。代表的なショパンといえば1960年代にRCAに入れたPfソナタ3番、スケルツォ1/2番が最初で、同じころEMI系にオケ付きの「Music For Piano & Orchestra」7曲入りの3枚組箱、そのあと1970年頃夜想曲全集(2枚組箱)を入れている。1977年頃Pfソナタ2/3番入りが1枚あり、その後に出たショパンが当盤である。録音は1981年12月~1983年2月と丸々2年以上費やして14曲のワルツを録音した。世はすでにデジタル録音が主流となっていて、これもデジタル録音で発売されたが、その音質はアナログと判別ができない程の良い音質である。ワイセンベルクの技巧は冴えており、早い部分では鮮やかな指回しとスピード感で非常に輪郭の整ったモダンな解釈。また遅いテンポの曲では硬質な音でじっくりと弾き込んだ構成の美しさを際立たせるアプローチが特徴。全体に濁りのないクリアーでタイトな打鍵が光る秀演!強靭なタッチを基本とするワイセンベルクだが50歳を超えると、その強い打鍵は敢えて封印し、必要に迫られて、一瞬だけ使うという高度な隠し球として使うあたりにベテランの風格を感じる。
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