商品コード:1423-033[TRIANON] C.シューリヒト/ ベートーヴェン:交響曲8番Op.93, 交響曲9番Op.125「合唱」
商品コード: 1423-033
商品詳細:ある時は非常に早いテンポで、またある時にはたっぷりと豊かに歌うカール・シューリヒト。その演奏は常に個性的で、素晴らしい音楽性を備えている。彫の深い鋭角的なスタイルはクリュイタンスにはない魅力である。カール・シューリヒト(1880-1967) は英国ではALPやASD等のナンバーの発売が殆ど無く、XLP等ばかり。パリ音楽院o.を振ったのが原因か?シューリヒトはクリュイタンスとは全く異なる意図を持ちつつも、人気を二分する指揮者であり、世界中にファンは多い。聴衆がどう感じるかを気にするような考えは、おそらく彼の中には無かったのだろう。己の信じる道を貫き、評価は成り行きに任せた印象を持つ。造形よりそんな魂を感じる演奏!クリュイタンスと人気を二分する名演!シューリヒトのベートーヴェン交響曲は全てモノラル録音が幸いして、求心力の強い素晴らしいモノラル・オーディオファイルLP(フランス・初期盤のみ)!シューリヒトはプロデューサーやレーベルの言いなりにならない自分の意思を押し通す頑固な性格が災いし、ついにはEMIグループを追い出されてしまう。ベートーヴェン交響曲全集は追い出される前に果たせた奇跡的な名演!その後コンサートホール系レーベルに移籍するが流石のシューリヒトでも二流のオケでパリ音楽院o.と同様の演奏を行うことはできなかった。シューリヒトが残した、これら名演は未来永劫に聴き継がれるであろう。ベートーヴェン:交響曲のトップランクに立つ演奏であることは間違いない事実! さて今回登場のTRIANON盤は再版ではない。同じTRIANON盤でも1965年に発売されたTRX 6146-7はモノラルの再販だが、1971年発売のCTRE 6146-7は9番の真正ステレオ盤である。近年までほとんど知られていなかったが、実は9番だけステレオ・テイクも録音されたらしい。La Voix De Son Maîtreからはモノラルのみの発売であった。TRIANON:CTRE 6146-7(8+9番)の9番だけが真正ステレオ・プレスである。通常TRIANON:CTREシリーズは疑似ステレオの番号である。従ってステレオ・テイクのない8番は疑似ステレオ・プレスで曲により2種が混在するバラ2枚セットで発売された(箱は存在しない)。1枚目のA面に疑似ステレオの8番が入り、1枚目のB面と2枚目の両面が9番の真正ステレオ・プレスとなる。ジャケットには何の表記もなく、聴いて初めて理解されるLPである。La Voix De Son Maîtreは当時モノラルからステレオの移行期であり、フランスは英国よりステレオ化は数年遅れていた。9番のステレオ・テイクはまだ実験段階であり、パテ社は当初発売を見送った。5番との2枚組箱入りでの発売の為、9番だけステレオ化するわけにはいかなかったのだろう。そもそもフランスという国の文化にステレオ礼賛の風潮はなかった。それもあり、1970年代初頭にこっそりとステレオ盤を出した--というのが真相だろう。TOWER RECORDS DEFINITION SERIES のSACDに解説があり、両者は完全な同一音源ではなく、第1楽章のみが1分長い別テイクであることが判明したとある。また第4楽章のみ、前年の1957年の12月30-31日にセッション録音され、ソリストが2名モノラルと異なっているらしい。結論として9番のステレオ・テイクは第1/4楽章のみ別録音である。そういう事実からモノラルプレスから10年以上後に出たステレオ盤の価値は大いにあるといえる。
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