商品コード:1423-025[HMV] W.フルトヴェングラー/ ベートーヴェン:交響曲6番Op.68「田園」
商品コード: 1423-025
商品詳細:6番「田園」の録音は8種存在する。ベルリンpo.がソ連に一時接収された為、MELODIYAから出た戦中録音(D 027777)も人気が高いが、この1952年11月24-5日ウィーンpo.も有名。英ALP 1041、独WALP 1041、ETERNA 820 045。オケが僅かに荒く感じるが、その分押し出しが強く、フルトヴェングラーらしさを味わうのに最適の一枚!この録音は世界的に有名で非常に多くの国でプレスされた。フルトヴェングラーの代表的な録音の一つ! フルトヴェングラーは 1954年11月30日に68歳で亡くなっているのでこの録音はな亡くなる約2年前の録音となる。晩年のフルトヴェングラーは「衰えた」と言われるがこの盤を聴いて決してそのような印象はない。確かに戦中の鬼気迫るような尋常ならざる空気はウィーンpo.との録音にはない。しかし同年代の他指揮者のベートーヴェン:交響曲録音と比較して、やはり一代限りであったとはいえ、濃厚なロマン主義を絵に描いたような官能性と、高い精神性はいつ聴いても聴き手に強烈な陶酔をもたらす麻薬的な感覚をもたらす依存性がある点は事実である。田園交響曲では、おっとりとさえ感じられる、のどかな演奏に感じる。だからと言って凡庸では決してない。このようなカリスマ的な演奏を亡くなる数年前の録音にまで濃厚に持っていた点が驚きなのである。戦中の主観をぶちまけたような強烈でバランスもへったくれも無視した演奏はウィーンpo.との録音にはない。ある意味で晩年のバランス感覚が伴ったフルトヴェングラー節の方が一般に聴きやすいといえる。フルトヴェングラー通、フルトヴェングラー信者の方から言わせれば1950年代の録音はもはやフルトヴェングラーではない---といった声が強いことは承知しており、理解できる意見であるが、フルトヴェングラー通、フルトヴェングラー信者ではない一般的なクラシック音楽愛好家の皆様においては、それらの声に耳を傾ける必要はないとみている。ウィーンpo.との1950年代モノラル・スタジオ録音はどれも音質が良く、編集されたとはいえ、フルトヴェングラーらしさを濃厚に残しつつ、バランスの取れたモノラル録音だからである。筆者はむしろ、世界的にベストセラーとなっている、これらEMI系録音は一つの歴史としての価値を十二分に持った録音であると考えている。
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