商品コード:1423-018[MELODIYA] R.バルシャイ/ モーツァルト:初期交響曲集/交響曲55番K.45b (K. Anh. 214)「騎士」 , 交響曲ト長調K.45a (K. Anh. 221)「旧ランバッハ」, 交響曲5番K.22「ハーグ」
商品コード: 1423-018
商品詳細:ルドルフ・バルシャイは自身が創設したモスクワ室内o.と多くのモーツァルト:交響曲を録音したが、大半が中後期の作品であり、ロシアのオケによる演奏という特別珍しい内容ではなかった。しかし当盤はひときわ目を引く内容であり、選曲において特別な録音である。モーツァルトの初期交響曲が3曲収録されている。1曲ずつ解説する。A面先頭の交響曲 変ロ長調(55番)K.45bは1768年以前(モーツァルト12歳以前) にウィーンで作曲された。楽器編成はOb:2; Hr:2; Strで小編成である。長い間楽譜が見つからずにケッヘル初版では付録扱いされていたが、ベルリンの図書館でパート譜が発見されて、現在は初期の重要な交響曲の一つとして認められている。パート譜の表紙に「騎士モーツァルト」と記されていたことで「騎士」の愛称が付いた。第3版でK.45bという番号が与えられた。成立年代については、もっと早いという説もある。1楽章はしなやかで伸びのある3拍子のソナタで、第2主題の裏でバスが《ジュピター》動機を奏でる。現在では K.A.214も与えられ55番の通し番号まである。1972年にマリナー/アカデミーo.が初めて録音し、ホグウッドももちろん入れた。CD期になってマッケラス、ピノック、アーノンクールと録音が増えている。典型的なほど活発でエネルギーが漲る若書き交響曲。2曲目の交響曲45aは1766年(モーツァルト10歳)にデン・ハーグで書かれ、1767年に改定された。モーツァルト一家はザルツブルクからウィーンへと向かう旅の途中、北オーストリアのランバッハ寺院に足を運んだ。2つの草稿が20世紀初頭に写譜(自筆譜ではない)の形でランバッハ寺院の文書保管庫から発見された。そのうちの1つが「旧ランバッハ」とされる。もう一方の「新ランバッハ」は父レオポルトの作である。その後「新ランバッハ」と「旧ランバッハ」の入れ替え説などが出たが、1982年2月ミュンヘンにあるバイエルン州立図書館からナンネルおよびその他の人物の筆跡による「旧ランバッハ」のオリジナルのパート譜が発見された。現在はK.45a (K. Anh. 221)「旧ランバッハ」とされる。録音は)K.45bより多い。こちらもモーツァルトらしい旋律があり、真作らしいとされたままである。B面の交響曲5番K.22は1765年(モーツァルト10歳頃)オランダ・デン・ハーグ滞在中に作曲された。父レオポルトの写譜には1765年12月に完成したように書かれているが、その日付が正確かどうかは疑問視されている。ただ、1766年の1月22日にハーグで行われた演奏会でこの曲が演奏されたことから、それ以前に書かれたものであると推測される。こちらは最初から真作と認定されて「ハーグ」の愛称がある。ロンドンで作曲された交響曲第1番や第4番から1年後に作曲されたもので、曲の形式などは同じであるものの、内容にはかなりの差があり、以前より遥かに感情表現が豊かになっている点や細部の技術にも進歩があるとされている。ゆったりしたリズムの牧歌的作品。10~12歳の作品だが、そこはモーツァルト、常人と同一視はできない。3曲とも楽しくなる秀作であり、このような珍しい選曲こそがメジャー曲より価値が感じられる。
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