商品コード:1424-036p[SAGA] A.フェルバー(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ5番Op.10-1, ショパン:乙女の願い, 私の愛しい人, 指環, 酒飲み歌, バラキレフ:Pfソナタ 2番Op.102
商品コード: 1424-036p
商品詳細:1950年代、Ducretet Thomsonにドビュッシー全集や、ベートーヴェンの変奏曲等を残したアルベルト・フェルバー(1911- 1987)はピアノ好きの方ならご存じだろう。スイス・ルツェルン生まれ。ルツェルンはドイツ語圏なのでアルベールではなアルベルトとなるが、フランスにいた間は当然アルベールと名乗っていたと思われる。当社ではアルベルト・フェルバーで統一する。フェルバーはスイスでK.ライマーに学び、ザールでヴァルター・ギーゼキングに師事した。フランスでマルグリット・ロンの薫陶を受けた。セルゲイ・ラフマニノフのスイス滞在時に、ラフマニノフから助言をもらっている。1939年にはロンドンに渡り、ジェームズ・チンのピアノ学校で助手をしながら演奏活動を行うようになった。映画音楽方面でも仕事をし、アルバート・バル=スミス監督の"The Hangman Waits"や"Death in the Hand"等では音楽を担当し、ブライアン・デズモンド・ハースト監督の"The Mark of Cain"ではピアニスト役として出演した。1940年代には盛んに英国の指揮者やオケと共演。SP録音もある。LPでは1951年頃英DECCAの10"(LM 4544・シューマン:子供の情景Op.15/メンデルスゾーン:無言歌(6曲)に初めての録音を行った。その後Ducretet Thomsonに移籍し、ドビュッシー全集等の録音を残す。1957年頃までDucretet Thomsonに録音があった。1959年頃英SAGAに移籍。どうやら英国に移住したらしい。1966年発売の当LPはSAGAでの第2作録音と思われる。SAGAには1979年頃まで録音を7~8点入れている。1982年にHyperionにシューベルトを1枚残したものが最後の録音と思われる。その5年後の1987年にロンドンにて亡くなった。フェルバーはドビュッシー等を得意とするピアニストでベートーヴェン弾きのイメージはなかったが、しっかりした構成力で打鍵にも必要最低限のパワーがあることは確か。表現は意外に辛口であまり歌わず、中間部ではテンポを遅くとるがドライな表情は変わらない。フェルバーのピアノは元々力みのない自然体のスタイルだが、ベートーヴェンでも似たような傾向を示す。聴かせてやろうとする態度は微塵もない。そういう意味ではややあっさりしたベートーヴェンである。ショパン=リストでは饒舌に、バラキレフでも全体に抑えた表情だが、なんとなくロシア風情が感じられる。
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