商品コード:1424-030[ARGO] N.マリナー/ ロッシーニ:弦楽ソナタ集/1番ト長調, 6番ニ長調, 3番ハ長調, 5番 変ホ長調
商品コード: 1424-030
商品詳細:ロッシーニの6つの弦楽のためのソナタは、ロッシーニが12歳の少年時代にわずか3日間で書いた天才的初期作品であるとされてきた。しかし、最近の研究によって、この「12才説」は、ロッシーニ自身が自らの「神童」ぶりを宣伝するための「捏造」であったことが明らかになってきた。さらに筆写譜を作成した人が付けた「Quartetto/i(四重奏曲)」を「Sonata/e(ソナタ)」に書き換えている事実も判明している。しかしロッシーニのの若書き作品であることは確かで16才頃ではないかとされている。モーツァルトには及ばないものの、それでも圧倒的に早熟な天才であったことは確かであろう。このソナタは前世代の古典的な型を意識しながらも後年の変化の予兆がみられ、またすでに旋律の才を見せているとされる。研究者によればこの作品はいわゆるソナタ形式という堅苦しいスタイルではなくて、一つの主題を提示して、それを自由に展開させるというスタイルをとったディヴェルティメント的な要素の強い作品としている。オリジナルの編成はヴァイオリン2本、チェロ、コントラバスの計4つの弦楽器による室内楽であるが、後年一般的な弦楽四重奏曲の編成に改められてパリで出版された。そのため弦楽四重奏団による演奏も多い。ほか、アマチュアによる演奏を見込んで、ピアノ独奏や、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、もしくはフルート、クラリネット、ファゴット、ホルンといった編成への編曲も作られた。楽譜は失われたと推測されていた。1942年、リコルディが出版した楽譜が再び発見され、1954年にロッシーニのオリジナルの譜面がアメリカ議会図書館で発見された。現在では弦楽合奏版も盛んに演奏される。また、より規模の大きい管弦楽版もあり、フルサイズの弦楽オーケストラで重厚かつ華やかに演奏されるスタイル。ヘルベルト・フォン・カラヤンらの録音により管弦楽版が広く普及した。マリナーの録音は弦楽合奏版だが小規模である。マリナーは、過剰な重厚さを避け、若き日の天才のひらめきを軽快かつ優雅に引き出した理想的な弦楽合奏版といえる。
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