商品コード:1426-040n[Hungaroton] L.ラーショニ(vn) / ヴェイネル:VnソナタOp.11, ファリャ:スペイン民謡組曲, ストラヴィンスキー:組曲「ディヴェルティメント」
商品コード: 1426-040n
商品詳細:東欧には、特に'70年代に入ってから優れた才能の演奏家が多い。ズスケも当時はその一人。これはハンガリー生まれの女性ヴァイオリン奏者レイラ・ラーショニによる2枚しかないLPの内のレアな1枚。レイラ・ラーショニ(1944–)は現ルーマニア・クルージュ=ナポカ生まれの女性ヴァイオリン奏者。リスト音楽院でデーネシュ・コヴァーチュに師事後1968年~モスクワのチャイコフスキー音楽院へ留学し、イーゴリ・ベズロドニーに師事。ラーショニは1967年ロン・ティボー国際コンクールのヴァイオリン部門で入賞。ウィーン国際ヴァイオリンコンクールでも入賞している。1971年からフランツ・リスト音楽アカデミーの教授となり、1991年ライタ弦楽四重奏団を創設、自身がリーダーで第1Vnを務め、第2Vn:イリディコ・オルタイ、Va:ラースロー・コルサヴァーリ、Vc:ペーター・サボーの4人で活動を始めた。ロシア派の奏法を直接学んだことが、彼女の演奏歴の大きな特徴となっている。ラーショニ自身がモスクワで直接、D.オイストラフ、L.コーガン、I.ベズロドニーに指導を受けたことを語っている。1998~2001年には台湾の国立芸術大学で客員教授として、ヴァイオリン、室内楽、教授法を英語で指導。台湾ではソロおよび協奏曲の演奏会も多数行った。録音こそHungarotonに2点あるだけであるが「ハンガリーの女性ヴァイオリニスト」というだけでなく、ハンガリーにおけるロシア派ヴァイオリン教育の系譜を考えると面白い人物といえる。このLPこそがレイラ・ラーショニの代表作であり、ラーショニが持つロシアン・スクールとハンガりー学派の融合という結実を実際に体感できる優れたヴァイオリンLPである。1976年頃最初のLPであるSLPX 11825が発売され、非常に好感の持てる美しいヴァイオリンLPであった。そしてこれが2枚しかないLPの内の最後の1枚でより希少であるSLPX 12225。内容はSLPX 11825とは打って変わりレオー・ヴェイネル、ファリャ、ストラヴィンスキーというかなり通好みの異色のLPである。先頭のレオー・ヴェイネル(1885–1960)はハンガリーの作曲家。ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調は1911年の作。ロマン派的な語法とハンガリーの要素が融合したマイナー作品だが彼女らしい自国作品。ファリャは1914年にピアノと独唱のために作曲された「7つのスペイン民謡」を1925年にヴァイオリニストのパウル・コハンスキがファリャ本人の協力を得て第2曲を除く6曲をヴァイオリンとピアノのための『スペイン民謡組曲』とした編曲である。ファリャの門人であるエルネスト・アルフテルはこの曲を管弦楽伴奏の歌曲に編曲した。他様々な編曲がある。B面途中からの ストラヴィンスキーは1幕4場からなるバレエ音楽「妖精の口づけ」が原曲である。ストラヴィンスキーは早くから『妖精の口づけ』の抜粋を演奏することを認めていた。1934年には管弦楽組曲が現在の形にまとまり、ストラヴィンスキーはこの組曲を「ディヴェルティメント」(全4曲)と名づけた。1932年にはサミュエル・ドゥシュキンとストラヴィンスキーによってヴァイオリンとピアノのための編曲版「ディヴェルティメント」(全4曲)が作られれた。若手の女性ヴァイオリン奏者としては驚くほどの意欲作である! 近代感覚と芸術性が見事に融合した稀に見るシニア好みのポテンシャルの高いヴァイオリンLP!内容は決して入門者向きではない!
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