商品コード:1426-038n[Hungaroton] L.バールショニ(va)/ ヒンデミット:Va作品集/白鳥を焼く男, 無伴奏VaソナタOp.11-5
商品コード: 1426-038n
商品詳細:「白鳥を焼く男」の人騒がせな曲名は、直訳すると「白鳥を回す人」であり、終楽章が「あなたは白鳥を回す人ではありませんね?」という民謡を原曲としていることに因んでいる。「白鳥を回す人」とは、白鳥の肉を刺した串を回しながら火で焙り焼く人を指す。作品は多くの点で近代音楽の様式の要素を反映しており、時に耳障りな和声進行が意図的に使われている。パウル・ヒンデミットのヴィオラ協奏曲の一つであり、20世紀に作曲された協奏曲としては、バルトークやウォルトンの作品と並んでヴィオラ奏者の中核的なレパートリーをなしている。「吟遊詩人がやって来て数々の歌を披露する」という趣向で作曲されており、吟遊詩人の役割がヴィオラ独奏に託されている。曲中で使われた古謡は、1877年にフランツ・ベーメ(Franz Böhme)によって出版された『古いドイツの民謡集(Altdeutsches Liederbuch)』から採られた。日本では白鳥を食べる習慣はないが昔の欧州では普通のことだったらしい。今でも地域によっては食べる習慣があるらしい。ヴィオラ独奏が効果的に使われた協奏曲で第二楽章前半のヴィオラとハープのデュオは特に美しく幻想的である。部分的に特有の不思議な和音が散発することがヒンデミットらしい。B面は無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.11-5。ヴィオラのための重要な無伴奏名曲である。1919年頃の作で 伝統的な調性から離れつつも力強い構築美を持ち、ヴィオラの表現力を極限まで引き出す傑作と言われる。対位法的な構築力とモダンな響きを持ちながら、バロック音楽の形式美を取り入れた情熱的かつ職人的名作品と言われる。第4楽章ではバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ(シャコンヌ)を意識した、厳格かつ重厚で壮大な変奏曲がある。ヒンデミットは無伴奏ヴィオラのための作品をOp.11-5、Op.25-1、Op.31-4、無伴奏ヴィオラのためのソナタ(1937)と4曲書いている。Op.11-5は最初の1919年の作で「後期ロマン派の伝統」と「バッハへの敬意」が最も色濃く残る、抒情的で記念碑的な大作である。聴きやすさという点でもお勧めの1曲。ヴィオラ奏者、ラースロー・バールショニ(1946-)はハンガリー・ペーチの生まれ。パール・ルカーチに師事にて1969年リスト音楽院を卒業。1967年ハンガリー国立管弦楽団に入団した。翌1968年、第10回ブダペスト国際レオ・ヴァイネル音楽コンクールで第1位。同年、記念すべき第1回パブロ・カザルス国際チェロ/ヴィオラ・コンクールのヴィオラ部門でも優勝している。1976年からハンガリー国立管弦楽団の首席ヴィオラ奏者・首席奏者となっている。1970年からリスト音楽院教授として後進の指導に当たる。ゲーザ・ネーメト(1936-)と同門でバールショニは10歳下であるが、独奏録音は多く、室内楽奏者として目立つ活動がみられる。演奏も聴いての通り大胆で鋭角的な特徴があり、このパンチのある演奏に隠れファンがいると思われる。
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