商品コード:1429-057[DECCA] グリラーQt. / シベリウス:弦楽四重奏曲4番Op.56「親愛なる声」
商品コード: 1429-057
商品詳細:LXTの中でも特に珍しい。今でもあまり演奏されない曲目を、'50年代初頭に録音した意義は大きい。シベリウスは弦楽四重奏曲を何曲か作曲しているが、特にこのOp.56は名曲。北欧の寂しげな情感が全体を支配する。ベートーヴェン後期に通じるような哲学性を感じる曲で、グリラーQt.はその哲学性を当時としてはよく表現している。モーツァルト等の録音では今ひとつだったが、この曲にはぴったり合っている。状態の良いものは殆ど入荷しない。ジャン・シベリウス(Jean Sibelius, 1865 - 1957)は7つの交響曲やVn協奏曲で知られるフィンランドの作曲家。あまり知られていないがシベリウスは生涯に4曲の弦楽四重奏曲を書いている。1~3番は今でもほとんど演奏されることはない、4番Op.56「親愛なる声」だけが時折録音されるのが実情。この第4番は最初の3つの作品とは異なり、この作品は成熟した作品であり、深刻な雰囲気と、過度に厳しいものではないが集中した性格を持っている。一般的には、シベリウスの室内楽曲の中でこの弦楽四重奏曲「親愛なる声」が最も深遠で重要な作品であると言われている。ニ短調の暗調な作品であるがシベリウスの個性が、前面に出ている人間の苦悩を表現した作品である。作風はベートーヴェン後期に通じるような哲学性を感じる曲で弦楽四重奏というよりも弦楽合奏に近い。学生時代の3曲の弦楽四重奏曲(変ロ長調作品4を含む)は現在ほとんど演奏されないため、この曲が実質的に唯一演奏されるシベリウスの弦楽四重奏曲である。録音は少なく1950年にDECCAに入れた当盤が決定盤と見て良いだろう。
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