商品コード:1429-037[VSM] A.ワイセンベルク(pf)/ ブラームス:Pf協奏曲1番Op.15
商品コード: 1429-037
商品詳細:この曲は1972年11月C.M.ジュリーニ指揮ロンドンso.とロンドンで初回録音があった。それから11年後の2回目録音が当盤である。前年にCDが世に出て、LPは発売されたがCD、カセットテープとの3種同時発売となった為、LPのプレスは少ない。この時期のLPはよほどのベスト・セラーでない限り、1970年代プレスの数分の1しかないのが実情。弊社でもこのLPは30年以上入荷がなかった初入荷盤である。内容からいえば、ジュリーニとの初回録音はジュリーニに押されっぱなしで、思うようなソロが弾けなかった口惜しさがあったはずである。11年後の2回目録音はそのリベンジではないだろうか?今回はロンドンではなく、米国フィラデルフィアでのデジタル録音。指揮者のリッカルド・ムーティ(1941-)は1980年に引退を考えていたユージン・オーマンディの推挙により正式にフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督に就任していた。録音は1983年なのでムーティの基盤も安定した時期だろう。1929年生まれのワイセンベルクよりムーティは12歳年下であリ、事前に入念に打ち合わせがあったに違いない。この録音はワイセンベルクにとって満足のいくものになったようである。ムーティはソリストを立てて、ワイセンベルクの好きなように弾かせていて決して邪魔はしない。聴く側にはロンドンso.との初回録音はスリリングでPf協奏曲の醍醐味を味わえる面白さがあったが、ワイセンベルク本人にはストレスフルな録音であった。この録音はブラームス:Pf協奏曲1番として、ソロがのびのびと歌う良い演奏ではあるが、火花散る競演ではない。何方を良しとするかは聴く人次第であるが、ワイセンベルクにスポットを当てるなら、新録音の縦横無尽に弾くワイセンベルクのソロは本来の資質が開花した秀演であるといえる!
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