商品コード:1429-032[VSM] A.ワイセンベルク(pf)/ チャイコフスキー:Pf協奏曲1番Op.23
商品コード: 1429-032
商品詳細:1967年パリ音楽院o.を発展的に解消、シャルル・ミュンシュを創立指揮者に迎え、パリ管弦楽団が設立。ところが、翌1968年にミュンシュは北米ツアー中に急逝してしまう。まだ生まれて間もない楽団だった為、次の芸術的方向性を示す人物が急務であった。当時のパリ管は「新しいフランスの代表オーケストラ」として期待されていたが、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロンドン交響楽団などに比べると、まだ国際的なブランド力はなかった。そこでパリ管弦楽団の当局は既に世界最高峰の地位にあったカラヤンを迎えることで、国際的な注目を集める、録音活動を活発化する、オーケストラの演奏水準を短期間で引き上げるなどの課題に対処できると考えたのだろう、カラヤンに音楽顧問の要請が来た。翌1969年から1971年までの3年間カラヤンは音楽顧問に就任する。確かにカラヤンはオーケストラ全体を一つの楽器のように扱う統率力に非常に優れている。しかしあまりに多忙であった為、椅子には座ったが、実務の多くを助手に任せ、自身の録音は多くはない。カラヤンは同時にベルリンpo.の終身指揮者・芸術監督という要職にあった。彼が超人的能力を持った指揮者であることは間違いない。パリo.の面倒ばかり見ることは出来なかった。その為多くの客演指揮者を招いて録音を行い、パリo.の活動は滞りなく進んでいた。その中で自身が行った数少ない協奏曲録音が当LPである。やはりベルリンpo.とはまったく色合いの異なる、フランスの音がしている。ベルリンpo.では絶対に出ない華やかな音。貴重な録音!カラヤンが選んだのはアレクシス・ワイセンベルクであった。これが二人の最初の共演となり、その後二人はベートーヴェンの協奏曲全集、ラフマニノフなど多くの録音を行った。お陰で当時はカラヤンのお抱えピアニストのように言われ、とにかくこの時期ワイセンベルクの知名度が俄然上がったのも事実である。カラヤン/パリo.の数少ない録音であり、これが唯一の協奏曲であった。カラヤンはパリo.の限界を確かめるように目いっぱい鳴らした大迫力のオケ、ワイセンベルクも二度とないチャンスとばかりに精一杯持てる力を注ぎ込んだ熱奏で応える。かくしてこのパリ録音はDGGではあり得ないような血湧き肉躍る凄い演奏となった。
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