商品コード:1429-030[VSM] P.トルトゥリエ(vc)/ ハイドン:Vc協奏曲集(全曲)/Vc協奏曲1番Hob.VIIb:1, Vc協奏曲2番Hob.VIIb:2,
商品コード: 1429-030
商品詳細:1981年ドイツでのデジタル録音。驚くことにP.トルトゥリエにとってこれは初のハイドン:協奏曲録音である。モノラル期にあってもよさそうな印象だが実はこれは初録音となった。興味深いのは、トルトゥリエ自身のカデンツァを使っていることである。ただし録音は初でも演奏会では取り上げていた事実がある。トルトゥリエの回想録的な資料に、エディンバラのUsher Hallでハイドンのニ長調協奏曲を演奏したエピソードが出ている。演奏後、少年が楽屋で「第3楽章を弾いているとき、どんな物語を考えているの?」と尋ねたところ、トルトゥリエは即座に、メリーゴーラウンドや泣く赤ん坊、母親たちが走り回る遊園地のような情景を語った、というものである。つまり少なくとも、録音のかなり前からハイドン第2番を演奏レパートリーにしていたことは確認できる。したがって、「1981年に初めてハイドンを弾いた」という話ではない。トルトゥリエが67歳の時の録音であり、かなり晩年になってから、突然ハイドンの主要協奏曲2曲を録音したことになる。トルトゥリエのEMI録音は実は非常に長い歴史があり、1970年代後半になると再び協奏曲録音が増えている。1970年代後期からトルトゥリエ晩年のEMIによる協奏曲レパートリー再整備中であった。ここで2度目の録音も出てくる。そしてEMIはデジタル期に入る。EMIとしては「長年EMIで活躍してきた大物チェリストを、最新録音技術で新しいレパートリーに残す」という企画の流れでの録音であった。そしてフランスではなく、ドイツでドイツ人指揮者を起用した点はこの種の古典派・室内楽的協奏曲を録音するのに適したオケであると考えたようだ。結果的にこのハイドンはトルトゥリエの初録音となったが、EMIとしては「大物チェロ奏者のトルトゥリエが、晩年になって初めて公式スタジオ録音として残したハイドン」という位置付けで発売した録音ということである。
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