商品コード:1429-022[VSM] V.スピヴァコフ(vn) / チャイコフスキー:vn協奏曲Op.35, イタリア奇想曲Op.45
商品コード: 1429-022
商品詳細:ロシア人ヴァイオリン奏者、ウラディーミル・スピヴァコフと小澤征爾の共演という珍しい組み合わせ。録音は1981年4月ロンドン。小澤征爾のLPの中でも特に珍しい1枚。ウラディーミル・スピヴァコフ(1944-)はロシア連邦中央部に位置するバシコルトスタン共和国(バシキリア)の首都のウファの生まれ。人口の3割がタタール人である。スピヴァコフはユダヤ人家庭に生まれる。1955年にレニングラード音楽院付属音楽学校に編入した。1963年に同校を卒業し、1963年から1968年にかけてモスクワ音楽院でユーリー・ヤンケレヴィチのクラスで学ぶ。その後研究科に進み、1970年に卒業。演奏者としては1965年からコンサート活動を始めており、1970年からモスクワ・フィルハーモニーのソリストを務めた。1975~1990年、グネーシン音楽大学で教える。1994~2005年にはチューリヒでマスタークラスを開いた。ユーリー・ヤンケレヴィチ(1909 – 1973)は20世紀の旧ソビエト連邦(ロシア)を代表する伝説的なヴァイオリン指導者である。モスクワ音楽院で長年にわたり教鞭を執り、驚異的な数の国際コンクール入賞者や世界的な名ヴァイオリニストを輩出したことで知られている。旧ソ連には名だたるピアノ・スクールがあるがヴァイオリン・スクールは脆弱な印象が強い。その中で名教師アブラハム・ヤンポリスキーの伝統を引き継ぎ、解剖学や生理学的なアプローチ、科学的な分析を取り入れた近代的なヴァイオリン指導法(モスクワ・ヴァイオリン学派)を確立したのがユーリー・ヤンケレヴィチである。ヤンケルヴィチの門下生にはボリス・ベルキン、ドーラ・シュワルツベルク、ミハイル・ベズヴェルフニー、アルベルト・マルコフなどがいる。特にヴィクトル・トレチャコフ(1946-)とウラディーミル・スピヴァコフは著名な門下生である。ロシアのオムスクなどでは「ユーリ・ヤンケレヴィチ国際ヴァイオリン・コンクール」が開催されている。スピヴァコフは、ヤンケレヴィチ門下の同世代ヴァイオリニストの中では、最も練達といわれる演奏家である。初期盤愛好家には若い世代であるがスピヴァコフの持つ切れ味の鋭さは格別であり、音色は鏡のごとく澄んでいる。1979年モスクワ・ヴィルトゥオージを設立。MELODIYAに録音されたモーツァルト:教会ソナタ集(14曲)でも彼が第1Vnを弾いていた。存命のヴァイオリン奏者の中ではトップレベルである。この録音ではやや細身に感じる弦の音だが、その分鋭利な刃物のような鋭さを感じる。小澤征爾を相手に一歩も引けを取らないソロをとる。デジタル期において注目のヴァイオリン奏者。指揮者としてもい大いに活躍している。
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