商品コード:1430-015[COLUMBIA] T.セラフィン指揮/M.カラス(s)/ ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(全曲)
商品コード: 1430-015
商品詳細:セラフィン/スカラ座の「アイーダ」は「カラスを聴くための録音」などと言われているようである。1955年のウォルター・レッグがプロディースした英国EMI録音であり音質は問題ない。イタリア・オペラの中でも録音が多い作品だが、やはりカラスが出ている録音だけは特別なのである。この作品はしばしば「スエズ運河の開通(1869年)を記念して作曲された」あるいは「スエズ運河開通祝賀事業の一環としてカイロに建設されたオペラハウスの杮落し公演用に作曲された」と言われることがあるが、以下に述べるようにこれらはいずれも正確ではない。エジプトを舞台にしたメジャーなオペラはモーツァルトの『魔笛』以来だが、ほぼ無国籍なファンタジーである『魔笛』に比べ、国家の興亡がメインに据えられた壮大なご当地オペラになっている。カイロからスエズ運河の祝賀事業の一環としてヴァルディに祝賀音楽の作曲依頼があったことは事実だが、それはオペラではなく臨時機会用の音楽であり、ヴァルディはそれを断っている。それとは別にオペラの依頼がヴェルディのもとに届いたのは1870年の春で、スエズ運河が開通し、オペラ劇場も開場した後である。ヴェルディはこの新作の作曲に大枠で合意した。歌劇「アイーダ」は1871年、カイロにて世界初演を果たした。2015年中国ではズービン・メータが指揮を担当した映画「アイーダ」が封切られた。アイーダのLPによる初録音は1951年ヴィットーリオ・グイ指揮フィレンツェ五月音楽祭o.がCetraから発売された。ソプラノはMancini。1952年DECCAにエレーデ/テバルディ盤が録音され、3番目にセラフィン/カラス盤と続くことになる。なお1953年6月10日のカラス/バルビローリにはコヴェント・ガーデンのライヴ録音もあり、後にLP化された。正規のスタジオ録音として当録音は3番目となるが、カラス盤という点では頭ひとつ抜けた存在であることは確かである。「カラスを聴くための録音」という文脈で見るならこれ以外はないだろう。なおセラフィンは1946年ローマ歌劇場管弦楽団とSP旧録音がある(復刻LPが存在。ソプラノはM.カニャーリ(s))。
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