商品コード:1431-029[VSM] J.P.コラール(pf) A.デュメイ(vn) E.ロデオン(vc) / ラヴェル:Pfトリオ イ短調, Vnソナタ ト長調, Vnソナタ「遺作」(1897)
商品コード: 1431-029
商品詳細:1970年代フランスのEMI系で活躍したA.デュメイ(vn)E.ロデオン(vc)J.P.コラール(pf)によるラヴェル:Pfトリオ、Vnソナタ。トリオではモノラル期にC.エルフェ(pf)D.エルリ(vn)R.アルバン(vc)の名演が、VnソナタではD.エルリ(vn)M.ビュロー(pf)、M.オークレール(vn)J.ボノー(pf)などを思い出すが、どれも今では高額LPとなっている。当盤は、1970年代ステレオ期における演奏と同様の名演と言って良いかも知れない。3人ともフランス生まれの音楽家であり、DNAの中にラヴェルの気分が沁み込んでくると感じるほどに自然でいて、エスプリを感じさせる演奏である。臨時編成ではあるが、協調性は高く、完成度の高い演奏。特にオーギュスタン・デュメイの弦の音が1970年代としてはこれ以上ないほどに良い。トリオとソナタそれぞれで彼の魅力を聴く事が出来る。B面にはラヴェルが書いた2曲のVnソナタが演奏される。通常Vnソナタとされるト長調は1927年の作で2番とする場合もある。ラヴェルの室内楽の最後を飾る傑作で、非常に人気が高い楽曲。ラヴェル自身が「ヴァイオリンとピアノという本質的に相容れない楽器の独立性を強調した」と語る通り、2つの楽器が対比的な美しさを見せる。3楽章形式。2曲目B面最後の曲はソナタ 「遺作」で、学生時代の1897年に書かれた単一楽章の瑞々しい作品。1番とされることもある。1975年にラヴェルの研究者であるニューヨーク市立大学クイーンズ校アーロン・コープランド音楽学校教授、アービー・オレンシュタインによって発見された。この自筆譜が発見されて陽の目を浴び、ぽつぽつと録音が増えた。したがって1975年以前に録音はない。フォーレなどの影響が指摘されている。発見者のオレンシュタインは、遺作のソナタは、ト長調のソナタと同じジョルジュ・エネスクが初演のヴァイオリニストであると推定した。ところがその後、2010年6月に International Autograph Auctions Ltd. がヒースローで開催したオークションの出品物に、ラヴェル直筆による書き付けのあるサイン帳が発見された。そこには--「ポール・オベルデルフェールへ、未完のヴァイオリン・ソナタ第1番(18・・)の初演の思い出に」---とあり、遺作のソナタを初演したのはエネスクではなくポール・オベルデルフェール( Paul Oberdoerffer )というヴァイオリン奏者であったことが判明し、また、「未完の」とあることから、最初から単一の楽章として構想されたのではなく、複数楽章の作品として作曲する予定があったことが明らかとなった。当LP最大の魅力はこの約15分で単楽章のVnソナタ「遺作」が聴けることである。デュメイの冴えた音で聴く遺作ソナタは若き日のラヴェルのイメージを膨らませてくる演奏である。
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